努力2.0
努力って何だろう、考え続けて10年は経つだろうか、最近になってわかってきた様な気もする。
高校生の頃を思い返すと、私は「努力したエピソード」を欲しがっていた。
四六時中勉強のことを考えて寝食を忘れて物事に打ち込んだ、みたいなお話である。
「努力エピソード」を話して、みんなに凄いと言われたい。自分を認めて欲しいが故に、認めてもらう材料としての「努力」を欲していた。
私が行った最も最悪な「努力」は睡眠を削る事だった。
たっぷり寝てたらみんなに認められない。寝る時間を減らして、凄い頑張ったエピソード作って、みんなに自慢しよう。
今の自分なら分かるが、この考え方はダサさが満開な考え方で、「自分自身を認めて無いから、何か肩書きに頼ろう」って言う精神性が透けて見えている。何かにすがる人間だったからオドオドしていたと思うし、残念な奴に見えただろう。
「努力はパフォーマンスでは無い」
この大事な事実を何割の人が知っていて、何割の人が無意識のうちに行っていることか。
自分の胸に手を当てて考えたい。
努力は結果を出す為にする事だから、他人に見せる前提で考えてしまっては、苦しい結末しか持たらさない。人の目から自由になって、「努力」について再考しよう