日本の英語教育はオナニー中毒と同じなのでは、という話〜前編〜
日本人の英語力はどの程度のモノなのか気になった
なので検索、
すると「EF EPI 2017」というデータでは、日本の英語力ランキングは37/80だそうだ
これは先進国の中ではかなり低い水準であり、日本の教育水準を考えるとありえない順位である。
日本人を擁護すると、
英語は母語である日本語と「文法」や「発音」の差異が大きい、
なので英語と言語的な類似点が多い言語の話者よりは、日本人の英語学習は困難であると言える。
しかし、その点を差し引いても日本の英語力は低いので、
その理由について考察したいと思う
東大生の英語は幼稚園レベル?
日本人の英語のレベルが低いと言っても、
実は英語のレベルが高いスキルがある。
それは読み書きのスキルだ
前に外国人の教師と話す機会があり、
「東大生の英語のレベルはどうなのか?」と聞いた事があった。
その教師いわく
「読みは高校生〜中学生レベル、書きは中学生〜小学生レベル、
聴くと話すは小学生低学年〜幼稚園生レベルだよ」とのことだ。
天下の東大生、
みんながなんでもできると思っている東大生が幼稚園レベルという事だ 。
教師に東大生の英語のレベルを聞く事は何回かやっているが、
答える内容はほとんど同じ
なので
「日本人が英語の読み書きだけはできる」というのは、
外国人教師に共通の認識らしい。
「日本人が英語のリスニングとスピーキングができない」
という認識についても。
つまり、日本人の英語のレベルは下図のようになっている
「読み」と「書き」だけが突き抜ける、歪な形だ(もちろん東大生も)
なぜ「読み」の能力だけが伸び続けたのか
ではなぜ、読み書きだけ異常にできるようなったのか。
私はこの疑問に対して、「報酬系」の観点で答えを出した。
読み書きは話す聴くと比べて、成績が上がりやすいという側面がある
特に「読み」は、特定範囲の文法と単語を覚えればある程度わかるし、簡単に成績が上がる。
しかし、話す聴くとなるとそうはいかない。
聞き取れるようになるには相当なトレーニングの必要があるし、スピーキングにおける発音の壁は大きい。
つまりは、
成績が努力に比例しやすい読みと書きを中心にし、
努力と成績が結びつきにくい聴く話すをおろそかにする事で、
より子供の「報酬系」が反応するような教育にしたと言える。
より短期的な報酬に反応する「脳」、
オナニー 中毒者の脳にそっくりではないか?
後編に続く