「AI vs 教科書が読めない子供達」とオナ禁③
前回記事はこちら↓
前回のおさらい↓
では、あなたに数学化できない問題を解く力は有るのかテストしてみたい
以下の問題は「同義文判定」と呼ばれる問題なのだが、
この問題はAIが苦手とする分野の一つだ
「幕府は、1639年、ポルトガル人を追放し、大名には沿岸の警備を命じた。」
「1639年、ポルトガル人は追放され、幕府は大名から沿岸の警備を命じられた。」
この2つの文は同じ意味だろうか?
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正解は違うである
問題に正解したあなた、おめでとう
問題に不正解だったあなた、落ち込む事は無い。
なぜなら、中学生の半数がこの問題を間違えるのだから
このRST調査で、「中学を卒業する段階で、約3割が(内容理解を伴わない)表層的な読解もできない」ことが明らかにされた。基礎的読解力が不足して困るのは、何も教科書を読まなければならない学校の中だけにとどまらない。社会に出れば賃貸や保険などの様々な契約書を読む必要があるし、意味を理解する必要のない労働は、これから加速度的にAIに置き換えられていくはずだ。
AIの調査により明らかになったのは、
計算能力の高さや人間への代替性ではなく
日本人の読解力の低下という結果だった
だからこそ、私たちはAI云々を語る前に自身の読解力を考え直さなくてはならない
読解力。
物事の奥に潜む繋がりを捉える能力
この力の低下が顕著に見られている
続く